私は23歳で在宅勤務をしています。
日常生活での出会いが全くないという不安感からマッチングアプリを利用しての婚活、恋活を開始しました。
マッチングアプリに登録した初日。
男性から10件程度のいいねがあり、全員とマッチングをしました。
その中で積極的にメッセージを送って下さったのがMさんという、26歳男性です。
彼とは意気投合し、アプリ登録後から2日で連絡先を交換。
3日には彼の出身校と勤めている運送会社の社名を教えてもらいました。
Mさんとの話があまりにも進み過ぎてしまい、他の男性へのメッセージが滞ってしまいました。
そのことをMさんに伝えたところ、「じゃあ一緒にアプリ退会しようよ。」と話を持ちかけられました。
しかし、私はまだアプリ登録後から3日しか経っておらず、もっとどんな人がいるのか見てみたいという好奇心もあり、「はい」と即答することができませんでした。
悩んでいる間にMさんが退会し、私も退会をすることにしました。
しかし、退会直後ぐらいから急にMさんからの連絡頻度が減ってしまいました。
1日に数十件のやりとりが続いていたのですが、1日に1、2通程度に激減していました。
「ごめん、寝てた。」と言っていたようなメッセージも、だんだんと「うん!そうだよ!」と悪びれもないような簡単な相槌程度に変わっていきました。
連絡先を交換し、アプリを退会してあまりにも直後の出来事だったということもあり、なんとなくですが直感で「怪しい。」と感じ、私はマッチングアプリに再登録を行いました。
マッチングアプリでの再登録後、再び10件を超えるいいねが届き、こちらからいいねを返してマッチング。
その中に以前のMさんと似ているプロフィールを見つけました。
名前の一部を変更しており、写真はぬいぐるみの写真に変更されていました。
しかし、プロフィールに書かれている文面はどう見ても同じ人物だと思うような内容でした。
マッチングし、会話を進めていくうちに年齢や職業、そして現在のライフスタイルや恋愛経験などMさんであることが断定できるような内容を送られました。
こちらは名前、職業などを変えており、Mさんは一切気づいていないようでしたが、とても複雑な気持ちになりました。
結局Mさんからのラインは出会って1週間後には完全未読になり、開いてすらいない状態になりました。
マッチングアプリ内でのやり取りだけは少し続けましたが、だんだんと嫌気がさしてお別れすることになりました。
Mさんのように、出会って数日。
勢いのあるメッセージ交換をしてから連絡先を交換し、その後すぐに飽きてしまうような人もいます。
そういう人は出会いの数は多くなりますが、必然的に恋人がなかなかできなくなってしまいます。
Mさんと2回目お話した時、Mさんからこのように言われました。
「いやー、自分って理想が高いせいなのか、なかなか彼女ができないんですよ。」と。
それに対して私は「相手に対して自分の理想を押し付けるのは失礼ですから、多少の理想があってもそこまで強要はしないです。」と返しました。
強い考え、意思のある2回目の私とのやり取りに夢中になったのか、Mさんからはその後も「好きな食べ物は?」「趣味は?」と、1回目には訊いて来なかったような内容の質問を数多く寄せるようにもなっていました。
マッチングアプリでのMさんとのプチトラブルを体験して学んだこととしては。
出会って間がないのに連絡先を安易に教えては後々続かないリスクが高いということです。
つい、相手の方と仲良くなりたいという思いで連絡先を交換してしまうわけですが、焦ったところで後々続かなければ意味がないということを改めて強く感じました。
マッチングアプリで出会った方だからこそ、相手のことをよく理解できていなからこそ、連絡先を交換することはよく考えないといけないんだということを学びました。
現在でもアプリは継続して利用しています。
趣味や仕事のことなど、興味を持って質問して下さる方々には一生懸命応えようという思いになりますし、自分からももっと相手に対して質問していきたいという思いになります。
マッチングアプリでの出会いにおいて1番大事なのは「相手に興味を持つこと。」だと私は考えています。
相手に興味を持つからこそ、質問もするし、会話も広がる。
そこからコミュニケーションを図っていって、最終的にはこの人と仲良くなりたい、交際したいとなるのではと思います。
焦ったり、時間を節約したところでそれが上手くいく保証はありません。
婚活は気持ち勝負な部分も強いんだなと思います。
まだまだ始めて間がないからこそ、今は出会った方々とお話をするということに力を注いでいます。
自分にない考え方や価値観を共有でき、新しい学びにも繋がるマッチングアプリでの婚活。
Mさんとの失敗をきっかけに、もっと色んな人の考え方を知ってみたいという好奇心にも繋がったような気もします。